御下門(おしたもん)跡

 御下門は「下の御門」とも呼ばれ、人吉城の中心である本丸・二の丸・三の丸への唯一の登城口 に置かれた門である。大手門と同様の櫓門形式で、両側の石垣上に梁間(はりま)2間半(5m)、 桁行(けたゆき)10間(20m)の櫓をわたし、その中央下方の3間分を門としていた。門を入った奥には 出入り監視のための門番所があった。

平成5年3月 人吉市教育委員会