御館入口(みたちいりぐち)

 御館は代々の城主が居住していた所で、南を正面入口とする。前には溜池があり、多脚式の石橋 を渡った所に本御門が建ち、その内側右手に門番所を置いて出入りの監視をしていた。

 石橋は、明和(めいわ)3年(1766)に山田村の石材を切り出し、領内各村に割当して運搬させ建設 されたが、各村民は作業割当日の翌日に交代で踊りを披露している。

平成5年3月 人吉市教育委員会